• TERUSHI

機材がもたらす撮影現場での自由度

こんにちは。庄園FILMの庄です。


日本は梅雨入りし、すっきりしない天気が続いています。

お陰様で撮影時に外で撮れなかったり、外から光が入らなかったりなど色々な影響を少なからず受ける日々です。


普段英語でブログを書いたりしているので、庄園FILMは海外の人がやっているのか、と思われることが割と多いので、たまには日本語で綴りたいと思います。

※庄園FILMは日本人の庄が運営しています。



私は自分のことをSelf-Shooting ProducerやVideo Jounalistと称しているのですが、記念すべき(?)日本語での一発目の内容は、「Self-Shooting Producer / Video Journalistとしての私の使用機材」についてを個人的な見解と、現場で使ってみた感想を交えて書きたいと思います。写真のお仕事も月に数回程度はお受けしているのですが、今回は映像の方に絞ります。


それではいってみましょう。



まず、そもそものSelf-Shooting Producerの意味ですが、「自身で撮影を行うプロデューサー」と言った感じでしょうか。映像業界は会社や個人にもよると思うのですが、基本分業制です。ディレクターはディレクション、カメラマンはカメラ、照明はライティング、エディターは編集、カラリストはカラー、etc..と各分野のプロフェッショナルが集まって映像を作り上げています。


ですが、最近ではそう言ったボーダーもなくなりつつあるように感じます。私は、周りに仲間がいなかった(笑)というのもありますが、私は基本的に「全て自分でやるプレーヤーでありたい」と考えています。自分で撮って映像をプロデュース(生産する)、そんな意味からSelf-Shooting Producerと自身を呼んでいます。


Video Journalistとはその名の通り、ビデオで話を伝えるジャーナリストのことです。たまにVideo Journalistとしてのお仕事を頂くこともあります。


僕の中では両者に大きな違いがある訳では無いので、今回はここには深入りせず話を続けます。


話が少しずれましたが、そんなSelf-Shooting Producer/Video Journalistとして活動する上で機材を選ぶ時にいつも大事にしていることはずばり、「身軽さ」「コンパクトさ」です。もちろん携わるプロジェクトにもよるところはあるのですが、私がよく参加するのは主にドキュメンタリーやフィチャースートリーなどと言った、ロケーションでの取材系から企業様の映像広告になります。現地に直接お伺いし、取材・撮影・ディレクションを基本的に一人で行う、といったものです。一人で動く以上、あまり荷物が多いと大変です。庄園FILMは基本的に電車で移動をしているのですが、満員電車に乗り込む時は恐れ多い気持ちになります。


簡単な取材だと三脚とカメラとマイクだけで良いのでは?と思われがちですが、どこまでのクオリティのものを作るかにもよりますが、経験上一つのカメラ・レンズだけでやるのは良く無いと思います。というより、それで満足してくださるクライアントあまりはいません。また、これだけビジュアルコンテンツが氾濫する時代に生きている人たちが、完成した映像を見て心を動かされるとも考え難いでしょう。


カメラ一つ、レンズ一つだけで出来ることは限られているので、クライアントから求められるショットリスト(こう撮って来てください、という指示みたいなもの)を全て撮ろうと思うと、カメラのみならずスタビライザーや三脚、各種レンズ、そしてちゃんと音も収録するためのマイクが必要になってきます。もちろん「カメラが壊れて撮れない」では全く話にならないので、予備のカメラも必要でしょう。



そんな私の機材達は

SONY α7S Ⅱ、α7R Ⅱ、レンズ(主に広角・標準・85mmの3つ。時に望遠も)三脚、ジンバル ZHIYUN Crane 2、ドローン DJI Mavic Pro Platinum、外付けのレコーダー Atomos NIJNA V、ショットガンマイクSENNHEISERです。プロジェクトによって照明機材、ワイヤレスマイクも用います。並べて写真を撮ってみました。



文字にすると結構多い感じがしないでも無いですが、写真で見てみると結構コンパクトですよね。(と言ってもこれでもカバン+キャリーケースくらいの量にはなります)



当然、取材する方や内容によれば移動が伴うものもありますので、荷物の多さというものはカバンに詰め込む・移動でいちいち時間もかかりますし、先方にも都度待って頂かなくてはなりません。荷物が多い・重いと自身の体力もかなり消費します。


と言ったように機材の選び方で現場での自由度がかなり変動するでしょう。


外付けのレコーダーは不要な時も実は多かったりするのですが(H.264での撮影を求められることも結構多いです)、、、、。個人的な意見として少なくともカメラ、三脚、ジンバル、各種レンズ、照明、マイク(ワイヤレス)の組み合わせは取材を行う上で必要不可欠なものだといつも思っています。なので庄園FILMでは基本的にジンバルでの撮影は料金に含まれています。10bitでの撮影の際や、自身が編集まで携わる場合は外付けのレコーダーは多用しています。

※外付けレコーダーについてはまた今度機会があれば書こうと思います。



ドキュメンタリーやフィーチャーストーリーの仕事でも3分の映像に対して、取材対象者のお時間にもよるのですが、基本的に4〜6時間くらいはいつも取材時間を頂いています。その間はインタビュー以外にも多種多様なシーンを、機材を分けて撮影しています。「Always over shoot, over shoot, over shoot」と心がけることが大事だと思います。そんなに必要無い、と思われがちですが、プロダクションは予想外の出来事の連続です。ましてや一人で回すとなると時間も多少は必要でしょう。いつでも撮りすぎなくらいで臨むのが良いと思います。


もちろん、プロダクションのサイズや携わる人間が多いものだと、相応の機材が必要になってくると思うので、今回私が書いたことは必ずしも正しいとは言えないでしょう。 ですが自身が身を置く、ドキュメンタリー系では今後「一人で複数のことが出来るプレーヤー」が重宝されて行く時代になると私は思います。それを達成させるためにも機材も身軽に、は間違いでは無いと思います。


発売されるカメラも、どんどんコンパクトになっていってますよね。

機材の値段も(高いですけど)、手が届くものが多いですよね。


そんなテクノロジーの発達で、個人が出来ることが増えて来ている以上、「一人で複数のことが出来るプレーヤー」になることはきっと重要になってくるでしょう。そんな時に機材の身軽さ、コンパクトさはきっと大きな力になると思います。


これからも私はなりたい自分になるのはもちろん、世界中の人々の心を動かすものに携わっていけるよう精進していきたいと考えています。


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