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  • 執筆者の写真TERUSHI

BBC REEL: Japan's do-nothing man が公開されました

更新日:6月8日




こんにちは。先日、6月に取材をさせて頂いたBBC REELの"Japan's do-nothing man"が公開されました。



これは主に東京を中心に活動される「レンタルなんもしない人」こと森本祥司さんを2日密着させて頂いた映像となります。



'レンタルなんもしない人'とは森本さんが、自分自身を誰かに貸し出すレンタルサービスです。数多あるレンタルサービスと違うのは、なんもしないと宣言している通り、飲み食いと簡単な受け答え以外はなんもしないというところ。「なんもしない」にも関わらず依頼の入口となるTwitterでは、なんと20万人以上のフォロワーが。本も数冊上梓されていて、数年前には本人を題材としたドラマも制作。カルト的な人気を博していらっしゃいます。


そんなレンタルなんもしない人にはさまざまな依頼が来るそうで、


・◯◯◯◯についてきて欲しい

・お花見の場所取りでいてほしい


など簡単なものもあれば、


・引っ越す際に駅で映画やドラマであるようなドラマチックなお別れがしたいのでついてきてほしい

・仕事を辞めたばっかりで人生の意味を話したいので聞いて欲しい

・普段一緒の人といると自分の立ち位置が決まってしまっているので、全く知らない人に話を聞いてほしい


といったクスッとするようなものや、


・恋人が急に自殺をしてしまい、彼がかぶっていたハンチング帽をかぶって、思い出を話したい

・引きこもっているが、誰かが来てくれると外に出れる気がするからただ隣にいて欲しい


など、少しセンシティブなものも。



依頼内容はおおよそ一人でできそうなものも含まれているが、悩みや利用方法は千差万別。

ご本人が依頼を受けられる基準は「自分がなんもしないでいられるか」というところだそう。


そんなレンタルなんもしない人の依頼者たちはよく「寂しい人」という一方的なレッテルが貼られる傾向があるそう。寂しさは確かに理由の一つなのかもしれない。だが依頼の根底にあるのは、必ずしも寂しさだけでは無い。人間関係がわずわらしいから、とか周りの友達とかだと自分の立ち位置が決まってしまっているから、など様々な要因が依頼につながっているもよう。


「なんもしないに価値があるか、その問題提起も兼ねてやっています」という森本さん。そんな森本さんがこのサービスを始めた理由は、務めた会社やその前から大勢で何かをすることが苦手で、「お前だけなにもしてない」と咎められることが多かったそうで、そんな中プロ奢られヤーさんの生き方を見たことだったそうです。



特異なサービスを始めた森本さん。


そして特異な依頼をすることも多い依頼者達。


おそらく世界中探しても(安全面も含め)日本だけにしか存在しないサービスだと思いますが…案外依頼内容のようなことに需要があることも結構驚きなところもあるのですが、こういった特異なことを見ることで逆に普遍的なことも見えてくるのでは無いかとも思いました。


依頼者の前には本当になんもしない森本さん。ただ、どこか依頼者の方は満足そう。今回取材をさせてくれた方々はリピーターの方も多く、特になんか話をしているわけでは無かったのですが、それ以上に依頼の目的は果たせたそうで何よりでした。


動画の最後の〆に使った「皆が社会のために役立つことをしないと生きられないのであれば、それは弱肉強食の世界観だと思います。役に立たない人が生きてこその文明だと思います」という一言は本取材の中で一番心に残る言葉でした。おそらく、少なくとも自分の周りでは、森本さんにしか思いつかない視点だと思ったし、多くの方に届く言葉だと信じています。


BBCということで世界中で見られると思いますが、少しでも共感が生まれれば嬉しいです。


依頼者の方からのお話を聞いて思ったことだが、自分は映像の仕事をしている以上普段届かない声や陽が当たるべきなのに当たらない人を取材したいと思っているのだが、映像にするとなると顔が写ったり実名での伝え方など、そのハードルが上がり取材ができないこともある。今回も活字なら、、と思うことがあった。


映像でできることって限度があるのかもって思ってしまった。活字の方が可能性あるんちゃうかとも感じてしまった。


だからこそ自分の作る映像の意味も少し考えたし、自分が映像でできることはなにかあるかな、と感じたので少し考えたいと思った。



とは言えSHOEN MEDIAはこれからも世の中の素敵なストーリーに出会えるよう、そしてそれらをちゃんとした形で伝えられるよう、



取材に対し誠心誠意対応頂いた森本さん、協力頂いた依頼者の方々、そして毎回ほぼ自分の好きにさせてくれるプロデューサーに感謝します。


ぜひ見てください!





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